MTMとして今年初の活動、一年越しで燧ケ岳にTRYした。
前回は、雨。
そして山開き前という事もあり残雪の影響で途中で下山した。
今回は?
天気予報では、曇りのち、やはり雨・・・
さすがの雨男っぷりだ・・・
という予報を完全に裏ぎった快晴の夏日。
嬉しいが喜べないと、コースにTRYしてすぐ気付かされる・・・
燧ケ岳の御池(標高1500m)ルートだが、
標高差約850mを4時間で登頂するコースとされている。
このコース、登り始めが意外にきつい・・・
最初の平場、広沢田代まで延々と続く岩場の標高差約250mを一気に登るのだ。
手を使うほどでは無いが、そこそこの斜度だ。
*去年は、残雪で岩場の隙間や階段での踏抜きで苦労した・・・
約一時間程で平場の木道となり自然と笑みがこぼれる。(下)
*脱水症状に気を付けなければいけない程の汗だ・・・
頑張ったご褒美。
最初のピーク、広沢田代(標高1756m)だ。
登り始めの岩場からは想像がつかない尾瀬を感じるはじめての場所だ。
*ワタスゲが群生し、時折アヤメが見られる。
この時点ではまだ余裕があるが頂上までは程遠い・・・
三人の先に見えるのが山頂ではなく、二つ目のピークの熊沢田代だ。(上)
その中腹から広沢田代を見下ろす。(下)
この標高になると風が気持ちいい・・・ 熊沢田代(標高1954m)だ。
広沢田代と違い、先に見える南側の頂上俎嵓(標高2346m)以外は遮るものがない。
六合目ぐらいから熊沢田代を見る。(下)
ここから一気に標高差300mのアタックだ。
以外に規則的な木道の階段に体力を奪われる・・・
さらに、七合目付近での岩場だ・・・
以外にも、ポーズをとる余裕が残っている彼ら・・・(上)
去年、残雪により断念した斜面?までかかった時間は半分だった。(下)
*二時間少々
最後の岩場。三時間で山頂へ・・・
ここまで来てしまうと、途中の疲労感などどうでも良くなってしまうのが、
山のおもしろいところだ。
尾瀬ヶ原・至仏山、尾瀬沼・・・
入山時は予想に反した暑さを憎んだものだが、
ここまで来ると最高の天気と感じる。
午後の天気予報を考慮し、食事も早々に切上げ、
沼尻経由尾瀬沼→沼山峠へのルートで下山した。
登りより急な斜面を下り長英林道との分岐で振り返る。(上)
先に見える尾瀬沼の絶景と共に、このルートの選択に後悔した・・・
この先90分、標高差約600mの急な斜度の岩場を下りることとなる・・・
ちなみに、写真を撮る余裕もない。
やっとの思いで辿り着いた大江湿原から燧ケ岳を見る。
充実感に浸るが沼山峠まで3km歩く・・・
今回は、距離15km、標高差860m、7時間(8:30~15:30)の山行だ。
今までの、山行に比べれば倍近い行程なのだが、
疲労感以上に充足感で満たされた。
また、次・・・
どこ行こうか・・・
こんなに身体を酷使したのにやめられない。
それがMountain Tripだ・・・
ちなみに翌日が山開きだった。
天気はご覧のとおりだ・・・